コンセプト                                   ホーム ホーム

 幼稚園、保育園、小学校、入学式、運動会、卒業式、楽しい家族旅行、結婚式・・・・

ビデオカメラを片手にいそがしいお父さん、お母さん。こんな風景、今では当たり前です。

20年程前までは8mmフィルムでこんな光景が見られていました。

でも、あの時のフィルムも、もう見ることができなくなっています。

しかし、ビデオ媒体もVHS、ベータ、8mmビデオのアナログ時代からDV、DVDへと

デジタル化が進み、劣化の無い映像が保存できるようになりました。

昔の8mmフィルムもDVDに保存できればいつまでも綺麗なまま・・・・・・・・・・でしょうか?


皆様の思い出を大切に思う心から本物のプロの技術を提供させていただきます!

 

 実は8mmフィルムに記録されている情報をビデオ変換する過程で劣化が起こっているのです。

1度劣化してしまった映像を元に直す事は出来ません。せっかく長い間、保存されてきた思い出の

映像が変換の瞬間に価値が低下してしまったら撮影したお父さんも寂しがることでしょう。

 「思い出の再生工房」ではビデオ変換時の劣化を極力抑えるため、本物の技術を投入し、

8mmフィルムに記録されている情報をより正確に再現させデジタルビデオに変換いたします。

 劣化の1番大きな要因は映写機の動作スピードにあります。代表的な種類のシングル8方式では

18コマ/秒というスピードで撮影されていました。しかし、一部の高級機を除くと映写機側で正確に

18コマ/秒で映写する事は出来ませんでしたし、見る側も正確なスピードでの映写が期待できない

ことが分かっていました。一般的に多く行われているビデオ変換では映写機と非同期のテレビカメラで

撮影する場合、フリッカー現象を避けるため、映写スピードを上げテレビカメラのシャッタースピードを

遅くして対処しています。なぜ、このような方法でビデオ変換されるのでしょうか。

それは単純にテレビカメラ収録用に製作された映写機が手に入らない状況で一般的に8mmフィルムの

再生スピードに対する認識が甘いことから生まれた妥協策であり、「苦肉の策」なのです。


 映写機は人の目の特性を利用して自然な動画が得られるよう作られておりますが、テレビカメラは

人の目とは異なる特性であるため映写方法は必然的に異なってきます。その結果、一般的に行われ

ている方法では8mmフィルムに記録されている正しい時間の流れが表現されなくなってしまうのです。

 写真と動画像の違いは、単純に動きがあるか無いかということです。その動きが実時間と異なれば

被写体の真の再現は出来ず、動画像として劣化した事になります。そこに写された人のちょっとした

仕草のスピード感、間の取り方はその人そのものであり正確に再現できなければ動画像としての

情報の真の価値は無いといえないでしょうか!


 「思い出の再生工房」の装置は完全に18コマ/秒で動作しテレビ信号に同期して入力し、デジタル

処理により正確に18コマをテレビの60フィールドに変換させております。(レギュラー8方式では16コマ)

 「思い出の再生工房」の本格テレシネでビデオ変換された映像を見ると以前、映写機でスクリーンに

映し出されていた映像よりも正確な時間経過とフリッカーのない落ち着いた映像を見ることが出来ます。

正確な時間経過の映像が再現させることによって初めて思い出が再生されると言えるでしょう。

「時間の流れのスムーズで正確な再現」これが「思い出の再生工房」のコンセプトです。


製作技術者談

 「思い出の再生工房」は私が自らの経験と実績を形にして世の中に貢献できないかと思い立って

起されたサービスです。私の父親が、生前8mmフィルムで家族の記録を撮っていました。

長い間8mmフィルムは押入れの中に保存されていましたが、整理中に久しぶりに8mmフィルムを発見し、

懐かしく思ったものでした。そしていつかはビデオに変換したいと思い続けていました。


 私自身、仕事でプロのテレシネシステムの画像処理装置を開発していましたが自身の事業で行うには

開発予算も無いし映写機も無く、即実行することは考えられない状態でした。しかし心の隅に何か引っ

掛かるものを持っていました。多くの業者は市販されていた映写機を使って工夫をしながら簡易テレシネを

行っていますが、この方法ではビデオ変換された後の映像には本当の姿が映し出されておらず、長い間

保存されていた貴重な映像財産もこの時点で価値が薄くなってしまうことを知っていたからです。


 プロのテレシネシステム : コマーシャルフィルムのビデオ変換・ハイビジョン映像への変換時の

                  デジタル画像処理システムの開発設計を担当しました。

                  それぞれのシステムは日本映画テレビ技術協会より表彰されました。

 

 その後、いろいろな人から話をいただき、多くの人が8mmフィルムを見ることが出来なくなっていても

いまだに捨てられずに保存している事がわかりました。IC設計も楽になったこともあり、自分の技術を活かす

ことによって本物の仕組みのテレシネ変換のすばらしい映像によって多くの人達に感動していただきたいと

思い活動を始めました。

 映写機の入手とモーターコントロールの設計製作、画像処理装置の設計製作、長期にわたり安定に

サービス提供できるように綺麗な映写機の複数台ストック等様々な問題をクリアーしつつ、ようやく

本当のテレシネとはこうだ!と皆様に発表できるようになりました。


 この装置で初めて昭和35年の自分の姿が映し出されたとき、自身の自然な動きに感激しました。

まるでタイムマシーンに乗って、あの時のあの場所に戻れたようでした。  これは感動ものです!

この感動を皆さんにも是非味わっていただきたく思います。

 「思い出の再生工房」は技術屋がやってます。武骨ですが技術には自信があります。サービス業には

ちょっと不慣れな点もありますがお許しください。



 「思い出の再生工房」が提供する「時間の流れの精密な再現」技術は数十年前にカメラを持った

お父さん達の思いを確実に甦らせながら、また新しい発見が見つかるのではないでしょうか。


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